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災害対策への取り組み

災害対策

災害対策事業

当院は、富士市地域防災計画における「救護病院」と、静岡県医療救護計画における「災害拠点病院」の2つの役割を担っています。
救護病院は、市内に6施設あり、クラッシュ症候群などの深刻な重症患者のほか、医療救護所でトリアージや応急治療を行ったものの、さらに治療が必要と判断された患者を処置し収容します。
災害拠点病院は、救護所で対応できない高度な医療活動を行うほかに、重症患者の広域搬送拠点への搬送手配、DMAT等医療チームの受け入れと派遣を行い、地域の医療機関を支援する役割も担っています。
そのため、いざという時の備えとして、様々な災害対策事業を実施しています。
まず、病院内の災害対策の一環として年数回、災害対策訓練を実施しています。発災直後に活躍できる職員の育成を目的に、トリアージ訓練や外傷初期診療訓練等、個々の職員に求められる役割の再認識と部門間連携の確認等を行っています。
また、災害拠点病院指定要件の一つでもあるDMATを3チーム(うち1チームは県内活動に限る)保有しています。DMATとは災害急性期(発災後約48時間内)に活動する専門的な訓練を受けた災害派遣医療チームであり、被災地の要請に応じて現場に急行し、病院支援や広域搬送等を行います。今後もDMATを中心に、より一層、訓練を充実させ、災害対策事業の拡張を図り、地域の皆様に安心していただけるような、災害に負けない体制づくりを推進しています。