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更新日:2024年6月20日
私は感染管理認定看護師です。2013年に資格を取得しました。感染症というものは目に見えない病原微生物やウイルスなどに対し対策をとらなければなりません。ですから環境ラウンドを通じ、院内における感染発生状況を常に把握し、院内全ての人達に対して感染防止対策を実践、指導、教育していくことが大切となります。また、消化器外科手術における手術部位感染サーベイランスを実践し、対象部署へフィードバックを行い、患者さんにとって適切なケアや処置が実施されるよう指導を行っています。これからも様々な職種のスタッフと協力し、院内の感染対策を充実させて、患者さんが安心して療養できる環境を整えていきたいと思います。
私は、2022年に感染管理認定看護師の資格を取得しました。感染管理認定看護師の役割は、患者さん、ご家族、職員、そして病院に関わる全ての人々を感染症から守ることです。この役割を果たすために、感染対策チーム(ICT)に所属し、幅広い職種と連携することで、専門性を活かした感染対策を推進しています。また、自部署である腎臓・呼吸器内科病棟においても、輸液療法及び透析療法に使用される点滴ルートにおける汚染などから発生する血液感染のサーベイランスを実践し、患者さんにとって適切なケアや処置が実施されるように感染対策の推進を行っています。
2006年に資格認定審査に合格し、通院治療室を中心に活動しています。がん治療のひとつである薬物療法は副作用や高額な治療費、治療期間が長期にわたるなど、患者さんは様々な苦痛を抱えています。認定看護師として、がん薬物療法を受ける患者さんが、安心して安全に治療が受けられるよう環境作りに努めています。そのため、医師や薬剤師、理学療法士、メディカルソーシャルワーカー、管理栄養士、歯科衛生士など他職種と協働したチーム活動も行っています。
私は皮膚・排泄ケア認定看護師です。2010年から活動しています。皮膚・排泄ケア認定看護師は、ストーマ(人工肛門や人工膀胱、瘻孔など)・褥瘡や手術創などの創傷・排泄や失禁に伴って起こる問題に対して、知識や技術を活かした適切なケアや管理・指導を行い、患者さんがより快適な日常生活を送ることができるよう支援しています。また、院内のストーマ・褥瘡をはじめとする、全てのスキンケア充実とともに、近隣地域の褥瘡予防対策やスキンケア向上の貢献に取り組んでいます。
褥瘡管理者として、褥瘡対策チームと連携し患者に必要な褥瘡予防・治療のためのケアが適切に提供されるよう活動しています。
各病棟のスキンケア、褥瘡処置MDRPU予防、スキンーテアの対応など褥瘡予防ラウンドを継続して実践しています。患者さんの状況や各部署のスタッフの知識、技術の習熟度を把握し指導やコンサルテーションにつなげています。
また、フットケア外来では糖尿病患者のセルフケアの状況を確認しながら必要なケアの紹介や指導を行い、巻き爪、胼胝、鶏眼など足の症状に合わせたケアを行っています。
私は手術看護認定看護師です。2019年に資格を取得しました。現在手術室に所属しています。周術期における患者さんへの看護を専門としています。周術期とは、患者さんが手術を受けることを決めてから、日常生活に戻るまでの期間のことです。患者さんができるだけ安全・安心な周術期を過ごすことができるよう、専門知識を活かして実践するとともに、ロールモデルとして、他の医療者への指導や相談に応じてスタッフ教育にも携わっています。また、医療サービスの質の向上のため、医師や外来・病棟看護師、薬剤師、臨床工学技士など多職種との連携も図っています。
私はクリティカルケア認定看護師です。2014年に資格を取得しました。現在、集中治療室(ICU)に所属しています。ICUには内科・外科を問わず、呼吸・循環・代謝・その他の重要な臓器の急性機能不全の患者さんが入室します。患者さんは疾病や手術の影響により、身体機能が不安定となっているため、様々な薬剤や多くの医療機器を必要としています。クリティカルケア認定看護師は患者さんと家族に寄り添い、早期に回復できるように専門的な知識と技術で支援する役割を担っています。クリティカルケア領域における役割モデルとして、医療者の指導や相談に応じ、看護の質の向上に取り組んでいます。
2023年にクリティカルケア認定看護師の資格を取得し、現在は集中治療室に所属しています。集中治療室では診療科を問わず、重症患者さんや手術後の患者さんへの対応を行っています。患者さんは病気や手術の影響により、全身状態が不安定となっているため医療機器による補助や多くの薬剤を必要としています。クリティカルケア認定看護師として、患者さんの早期回復につながるように専門的な知識と技術で多職種と協働し支援しています。また、院内外の医療者などへの指導や相談に応じ、患者さんと家族に寄り添いながら看護の質の向上に取り組んでいきます。
認知症の患者さんは、入院による環境の変化により不安を感じ、混乱を起こしやすいです。そのため専門的知識と技術を持って、患者さんが安心して入院生活を送れるように活動していきます。そして、患者さんがその人らしさを継続できるように支援します。
認知症の患者さんが安心して治療を受けることができ、1日でも早く元の生活に戻れるようサポートします。患者さんのその人らしさを支え、心に寄り添った看護を提供します。また、認知症の患者さんを介護しているご家族を支援し、地域に貢献できる看護師を目指します。
近年、社会情勢の変化に伴い、患者さんのニーズが多様化していますが、救急医療は、年齢、疾患や社会的背景を問わず行われます。どのような場面でも、患者さんやご家族に寄り添い「個」を大切にした看護の提供ができるように活動していきたいと思います。
近年、がんなどの病気を診断された時から緩和ケアを受ける事が自然になってきています。緩和ケアは、がんなどの病気に伴っておこる痛みや吐き気などの身体のつらさや不安やいらだちなどの心のつらさ、仕事や生活のつらさなど、様々なつらさに対して予防的に関わり和らげるケアです。またつらさのケアに加え、患者さんやご家族の価値観を大切にしながら、患者さんが病気を理解しご自分で治療方針や過ごし方を選べるように継続的に支援しています。当院で私は医師・薬剤師・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーなどの多職種で構成されたチームの職員と協力して活動しています。患者さんとご家族が安心して生活し、自分らしい生活を取り戻すことが緩和ケアの目指すゴールです。
現在内科病棟に勤務し、痛みや呼吸困難などの身体症状、不安やいら立ちなど気持ちのつらさの緩和に努めています。症状の緩和ケアと合わせ、今後の治療や生活などその人の希望を尊重し、ご家族も含め安心してその人らしく生活できるように支援していきます。
急性期病院の訪問看護師として、高度な医療を受けた患者さんの在宅復帰を支援し、退院後も自宅での看護を提供しています。適切なサポートにより、医療依存度が高い患者さんでも自宅での療養が可能です。患者さんとご家族が安心して暮らせるように、患者さんの「希望」と「強み」を大切にしながら、病院スタッフや在宅ケアチームと連携して支援を行います。