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更新日:2022年4月12日
令和4年4月1日、富士市立中央病院院長に就任いたしました。就任にあたり、市民の皆様にご挨拶と院長としての抱負の一端を申し上げます。
私は、大学卒業後の昭和60年に4ヵ月でありましたが、富士市立中央病院に、臨床研修医として麻酔科の研修をさせていただきました。新築の病院、開設されたばかりのICU(集中治療室)は懐かしい思い出となっております。米国留学後、平成11年から3年あまり、当院に呼吸器内科医として勤務いたしました。そして、令和3年度から、20年ぶりに副院長として勤務することとなりました。この度、当院の院長職を富士市長から拝命しましたことは、重責に身の引き締まる思いではありますが、同時に感慨も覚えます。
令和2年からの世界的な新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、富士市の医療も大きな影響を受けました。とくに当院では、2回にわたる院内集団感染(クラスター)も経験し、職員が一丸となって対応いたしました。その間、市民の皆様からいただいた多くの励ましの言葉は、いかに私たちに多くの勇気を与えてくれたことでしょうか。厚く御礼申し上げたいと思います。
当院は基本方針として、次の5つを掲げております。
1 高度・専門医療の提供
2 二次救急医療体制の充実
3 地域医療連携の推進
4 感染症を含めた災害医療体制の整備
5 次世代の医療を担う人材育成
この5つの柱をもとに、当院は、地域の基幹病院として、より良い医療をやさしく提供し、常に
医療の向上に力を尽くしたいと思います。
富士市立中央病院が市民の皆様のご期待に応えられるよう職員とともに努めてまいります。
富士市立中央病院院長 児島 章