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ホーム > 部門紹介 > 診療技術部(薬剤科、臨床検査科、リハビリテーション科、中央放射線科、栄養科、臨床工学科、医療技術科) > リハビリテーション科

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更新日:2024年5月29日

リハビリテーション科

令和5年度リハビリテーション科集合写真

 

当院は富士医療圏の中核を担う急性期総合病院であり、リハビリテーション科では、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・義肢装具士等の多職種との連携を図りながら、「充実した早期リハビリテーションの提供」を進めています。

リハビリテーション科の理念

「私たちは患者さん中心の医療を実現し、地域の皆さんに信頼され親しまれる病院を目指し、質の高いリハビリテーションを提供します。」

リハビリテーション科基本方針

  1. 専門性の高いリハビリテーションの提供
    ・資格取得の推進
  2. 早期リハビリテーションの充実
    ・休日リハビリの実施
  3. チーム医療の充実・地域連携の推進
    ・チーム医療(ICT・NST・RST・緩和・褥瘡)への参加
    ・病棟チーム制の導入
  4. 人材育成

各部門の紹介

リハビリテーション室

リハビリテーション室

理学療法

身体に障害がある方に対し、起きる・座る・立つ・歩くといった基本動作や、階段昇降などの応用動作の訓練を行います。人工呼吸器を装着している方や呼吸器疾患のある方への呼吸リハビリ、心筋梗塞の方の再発予防を目的とした入院から外来の一貫した心臓リハビリを実施しています。脳血管リハビリでは、歩行神経筋電気刺激装置を使用したリハビリも導入しています。
退院前には、必要に応じて環境調整や福祉用具の選定、ご家族の介助方法などについてもアドバイスをしています。

歩行訓練の様子 自転車訓練の様子

対象疾患

  • 脳血管障害
  • 下肢の骨折
  • 変形性膝・股関節症
  • 脊髄損傷・脊椎症などの脊髄疾患
  • 廃用症候群(安静により動作の遂行が困難になった患者さん)
  • 呼吸器疾患(慢性呼吸器疾患・人工呼吸器をしている患者さん)
  • 循環器疾患(開胸・開腹術後、心疾患、外来心臓リハビリ)

作業療法

作業活動を通じて、食事・排泄・着替えなどの身の回り動作、家事動作、職場復帰するための作業動作の訓練・指導を行います。必要に応じて自助具(動作が行いやすくなる器具)の紹介や、装具の作製や紹介も行っています。また、障害や生活への不安などの心理面に対する援助や、高次脳機能障害などの目に見えない障害に対しても援助を行っています。自動車運転再開についても、医師と協力し神経心理検査を用いて高次脳機能評価を行い、助言や支援を行っています。

作業療法士によるリハビリ風景1作業療法士によるリハビリ風景2

対象疾患

  • 脳血管障害
  • 高次脳機能障害(脳外傷や脳血管障害後に現れる認知・情動・思考・記憶などの目に見えない障害)
  • 上肢の骨折・外傷
  • 手指の外傷(腱断裂・骨折など)
  • 末梢神経障害(神経麻痺など)
  • 頚椎・頚髄疾患(頚髄損傷・頚髄症)
  • 廃用症候群(安静により動作の遂行が困難になった患者さん)

言語療法

脳血管障害などによる失語症(理解したり話したり書いたりすることがスムーズにできなくなる症状)や構音障害(口や舌の麻痺により呂律が回らない障害)などの言語障害のある患者さんが円滑にコミュニケーションをとれるよう言語訓練を行います。また、作業療法士と連携し高次脳機能障害に対する評価・訓練も行っています。
嚥下障害(飲み込みの障害)のある患者さんに対して、嚥下評価・訓練を行っています。耳鼻咽喉科や歯科口腔外科、栄養科と連携をとりながら患者さんが安全においしく食べられるように取り組んでいます。

言語聴覚士によるリハビリ風景1言語聴覚士によるリハビリ風景2

対象疾患

  • 脳血管障害(失語症・構音障害)
  • 高次脳機能障害
  • 誤嚥性肺炎
  • 廃用症候群(嚥下障害のある患者さん)
  • 音声障害

リハビリテーション科実績

急性脳梗塞患者に対する早期リハビリテーション開始率

急性脳梗塞患者早期リハ開始率

 

 

計測方法
分子:分母のうち入院後早期(3日以内)にリハビリテーションを開始した患者数
分母:18歳以上の脳梗塞の診断で入院した症例数

大腿骨近位部骨折患者の入院からリハビリテーション開始までの日数

大腿骨近位部骨折患者リハ開始までの日数

計測方法
分子:分母に該当する症例の入院からリハビリテーション開始までの日数の合計
分母:大腿骨近位部骨折の診断でリハビリテーションを受けた症例数

在宅復帰率

在宅復帰率

計測方法
分子:リハビリテーションを受けた症例のうち、自宅または居宅系介護施設へ退院した症例数
分母:リハビリテーションを受けた症例のうち、死亡退院を除く退院症例数

在籍医師およびスタッフ

医師

整形外科、脳外科、脳神経内科、循環器内科、呼吸器内科等の医師がリハビリに関わっています。また、週に1回、リハビリテーション専門医によるリハビリ診察を行っています。

スタッフ

理学療法士:11名
作業療法士:8名
言語聴覚士:5名

施設基準

脳血管疾患等リハビリテーション(1)
呼吸器リハビリテーション(1)
運動器リハビリテーション(1)
心大血管等リハビリテーション(1)

資格等

  • 三学会合同呼吸療法認定士
  • 心臓リハビリテーション指導士
  • NST専門療法士
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
  • 認知症ケア専門士
  • 腎臓リハビリテーション指導士
  • 骨粗鬆症マネージャー
  • 認定理学療法士
  • 管理栄養士
  • 介護支援専門員
  • 介護福祉士
  • 臨床実習指導者講習会修了
  • 緩和ケア研修集合研修修了
  • 福祉住環境コーディネーター2級
  • 医療安全管理者養成研修修了
  • 新リンパ浮腫研修修了(座学)
  • 地域リハビリテーション推進員養成研修修了
  • 地域ケア会議推進リーダー
  • 介護予防推進リーダー
  • 赤十字ベーシックライフサポーター
  • 医療メディエーター養成講座修了
  • Semmes Weinstein Monofilament Test(SW‐test)講習会修了

実施時間

外来リハビリ時間:午前8時30分から午前12時まで(受付は11時30分まで)
入院リハビリ時間:午前8時30分から午後5時まで
※完全予約制です。
※リハビリテーションを受けたい場合は主治医にご相談ください。