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更新日:2023年6月28日
富士市立中央病院は、北に世界遺産に登録された富士山を仰ぎ、南に駿河湾を望む風光明媚な富士市の中心に位置し、新幹線新富士駅・東名高速道路富士ICから車で10分の場所にあります。
当院は昭和24年に診療科5科、許可病床数99床で町立富士中央病院として富士市本市場に設立されました。昭和59年に現在の高島町に診療科22科、病床数520床を有する富士地域の基幹病院として運営しています。
当院の理念は、『地域の基幹病院として、市民の皆様により良い医療をやさしく安全に提供し、常に医療の向上に努めます。』であり、地域の病院・診療所と連携を強化することにより二次救急医療機関としての体制を維持、強化し、また高度で専門性の高い医療を提供することに努めています。
このような中、平成23年度から24年度にかけて周産期医療体制の充実と療養環境の整備をはかるため、休止していた別館2階病棟を改修し、産婦人科外来とがん化学療法のための通院治療室の移設拡充、外科、泌尿器科、婦人科による女性専用の外来の新設を行いました。本館4階産婦人科病棟は、産科専用病棟として新生児室を拡充し、また病室の少人数化を図り、本館4階小児科病棟は新生児治療室をNICU施設基準に準拠させ、また病室の改修を行いました。
さらに平成25年度からは消化器内科・脳神経内科の医師常勤による、入院診療再開に伴い、休止していた別館3階病棟を再開し、現在は全病棟稼働による効率的な病院運営に努めております。また、平成27年度からは精神科医師が常勤となりました。
高度医療機器の整備は計画的に行っており、平成23年度には256スライスのMDCT、平成24年度には3.0TのMRI、平成25年度には放射線治療器(リニアック)を更新しました。
当院は地域の基幹病院であることから症例数が豊富で、指導にあたる専門医、指導医も多く、後期レジデントなどの若手医師も多く勤めているため、互いに研鑽しつつ、専門医資格取得を念頭においた診療を行うことができるものと思います。
何より、医師をはじめとして看護師、医療技術職、事務職も含め、職員全体でチーム医療を支えており、委員会や研修などそれぞれの領域での活発な活動により、より高度で良質な医療を提供し、富士地域で診療が完結できるような病院づくりを目指して頑張っております。
多くの研修医の皆さんをお待ちしております。
富士市立中央病院 院長 児島 章