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ホーム > 部門紹介 > 看護部 > 看護師の「特定行為」

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更新日:2026年4月27日

看護師の「特定行為」

看護師による「特定行為」とは

厚生労働省が定める「看護師特定行為研修」を修了し、医師の包括的指示のもと、あらかじめ定められた医療行為(特定行為)を実践できる看護師です。看護師が特定行為を実践するメリットは、常に患者さんの側にいる看護師が、医療チームの一員として患者さんの状態に応じた適切な医療を迅速かつタイムリーに提供できることです。また、患者さんやご家族の立場に立った説明が行え、「治療」と「生活」の両面から支援することができます。
*当院では、規定により特定行為研修を修了した看護師を「特定看護師」と呼称します。
厚労省ホームページ:特定行為に係る看護師の研修制度|厚生労働省

 

特定看護師会

 

特定看護師ユニフォーム

 

特定看護師の役割

特定看護師は医師と連携しながら、以下のような場面で力を発揮しています。

  • 患者さんの状態を的確に把握し、必要な対応を迅速に判断
  • 医師の包括的指示に基づく医療行為の実施
  • チーム医療の中核として多職種との連携を推進
  • 看護の専門性を活かした質の高いケアの提供

看護師特定行為実習について

当院は、厚生労働省「特定行為に係る看護師の研修制度」における指定研修機関として実習を行っています。実習中の看護師は、指定研修機関での筆記試験、実技試験に合格したのち、指導医師のもと実習を行っています。

特定行為に係る看護師の研修制度|厚生労働省

看護師の特定行為実践および特定行為実習の包括同意についてのお願い

看護師の特定行為実践および特定行為実習については、包括同意をもってご了承いただいたものと判断いたします。
同意いただけない場合は、総合相談室までお申し出ください。同意いただけない場合でも、治療および看護において患者さんが不利益を被ることはありません。また個人情報についても適切に管理します。
ご理解と協力をお願いします。

特定行為区分と修了者数
特定行為区分 特定行為 修了者数(人)
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの調整 3
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  • 侵襲的陽圧換気の設定の変更
  • 非侵襲的陽圧換気の設定の変更
  • 人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整
  • 人工呼吸器からの離脱
3
ろう孔管理関連
  • 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換
  • 膀胱ろうカテーテルの交換
5
創傷管理関連
  • 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
  • 創傷に対する陰圧閉鎖療法
5
創部ドレーン管理関連 創部ドレーンの抜去 2
動脈血液ガス分析関連
  • 直接動脈穿刺法による採血
  • 橈骨動脈ラインの確保
4
栄養および水分管理に係る薬剤投与関連
  • 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
  • 脱水症状に対する輸液による補正
14
感染に係る薬剤投与関連 感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与 1
循環動態に係る薬剤投与関連
  • 持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
  • 持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整
  • 持続点滴中の降圧剤の投与量の調整
  • 持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整
  • 持続点滴中の利尿剤の投与量の調整
3

令和7年4月現在

当院で実施している特定行為

特定行為区分 行為
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  • 侵襲的陽圧換気の設定の変更
  • 非侵襲的陽圧換気の設定の変更
  • 人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整
  • 人工呼吸器からの離脱
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 気管カニューレの交換
ろう孔管理関連
  • 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換
  • 膀胱ろうカテーテルの交換
栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 中心静脈カテーテルの抜去
創傷管理関連
  • 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
  • 創傷に対する陰圧閉鎖療法
創部ドレーン管理関連 創部ドレーンの抜去
動脈血液ガス分析関連
  • 直接動脈穿刺法による採血
  • 橈骨動脈ラインの確保
栄養および水分管理に係る薬剤投与関連
  • 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
  • 脱水症状に対する輸液による補正
感染に係る薬剤投与関連 感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与
術後疼痛管理関連 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整
循環動態に係る薬剤投与関連
  • 持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
  • 持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整
  • 持続点滴中の降圧剤の投与量の調整
  • 持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整
  • 持続点滴中の利尿剤の投与量の調整

 

当院における特定看護師の取り組み

当院では、特定看護師が病棟・外来など各部署で専門性を発揮し、医療の質向上と業務効率化に貢献しています。また、現場スタッフへの教育や相談対応を通じて、チーム全体の臨床判断能力向上にも寄与しています。
現在、当院では18名(令和8年4月現在)の特定看護師が活躍しています。毎年特定看護師は増えていく傾向にあります。医師がいなくても迅速な処置を行え、看護業務の幅が広がることで、夜間・休日などの診療や訪問看護でも早期対応が可能になると期待されています。

お問い合わせ

所属課室: