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更新日:2023年10月17日
生命を脅かす疾患による問題に直面している患者と家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理的問題、社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に正確に発見し、的確なアセスメントと対処(治療・処置)を行うことによって、苦しみを予防し和らげることでQOL(quality of life:生活の質)を改善するアプローチと定義されています。(2002年WHO世界保健機関)
がんなどの悪性腫瘍だけでなく、生命を脅かす疾患を持つ患者さんに起こっているつらさをできるだけ軽減し、患者さんの尊厳を守りながらその人らしくQOL(生活の質)を大切に、より穏やかに生活することができるよう支援する治療やケアのことをいいます。また、終末期のみに行われるケアではなく、病気の診断時から治療と平行して行い、治療の選択や療養場所の選択などの意思決定支援も行います。
当院の緩和ケアチームは、身体と心のつらさの治療のほか、患者さんの社会生活や家族を含めたサポートを行うために、医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフ・医療ソーシャルワーカーなど多職種メンバーで構成されています。主治医や看護師から症状緩和などに関する介入依頼があった入院患者さんに対して巡回を行っています。巡回は週1回緩和ケアチームのメンバーがチームカンファレンスを行い、患者さんとご家族のつらさを軽減し、より良く過ごすためにどのような支援が必要かを話し合い、主治医や看護師と共同してケアを提供しています。
緩和ケアチームの介入は、主治医や看護師から勧められることが多いですが、患者さんやご家族から希望することもできます。気がかりなことやつらい症状が続いているときは主治医や看護師にお声かけください。
当院では、以下の治療が可能です。