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更新日:2023年6月12日
一般検査の中心は尿検査です。尿中の各種細胞、蛋白、糖など、体の基本情報をさぐるスクリーニング検査です。検体の採取が容易で、基本的な検査として、とても重要な役割を担っています。
ここに紹介した尿検査、便検査、髄液検査の他にも、穿刺液検査、精液検査、妊娠反応等幅広い検査を行う部門です。
尿検査は主に腎、尿路の疾患を発見することが目的で行われますが、心臓、肝臓その他の器官の機能を知ることもできます。尿の色やにおいも大切な情報です。
検査は簡易な試験紙を用いて、比重、PH、蛋白、尿糖、ケトン体、ウロビリノーゲン、赤血球、ビリルビン、白血球、細菌、色調、混濁の12項目を全自動の分析器で検査します。
また、尿沈渣の検査では尿中の細胞や結晶を顕微鏡で観察します。正常な尿には認められない細胞等を発見することもあります。検査の結果は即座に手元のコンピューターから診察室に送信されます。
髄液は脳、脊髄に存在する水様透明の体液です。髄液検査は中枢神経系疾患の診断、治療に欠かせない検査です。髄液中の蛋白、糖を測定するとともに顕微鏡で細胞を観察します。炎症、出血、腫瘍の指標となります。