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ホーム > 部門紹介 > 診療技術部(薬剤科、臨床検査科、リハビリテーション科、中央放射線科、栄養科、臨床工学科、医療技術科) > 臨床検査科 > 血液検査

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更新日:2021年3月16日

血液検査

検査分析の様子

血液の中には下記の3つの働きを持った細胞や成分が含まれています。

  • 赤血球・・・血球成分のほとんどを占め、体中に酸素を運ぶ赤い細胞
  • 白血球・・・細菌やウイルスから守ってくれる細胞
  • 血小板や凝固因子・・・出血したとき、血を止めるのに重要な役割をする細胞

これらの数や働きが正しく機能しているか調べるのが血液検査です。主に貧血、白血病、出血傾向などの血液疾患の診断に貢献しています。私たちは最新の自動分析機とコンピューターシステムを使い、正確なデータをより早く報告しています。大きく分けて3種類の検査を行っています。

血液検査

血液検査機器

 まず、自動分析機により赤血球、白血球、血小板の数や形態を調べます。この検査で貧血や炎症の有無、白血病などがわかります。分析結果に異常が発見された場合は、血液を特別な方法で染めて、血球の形態を顕微鏡で調べる検査も行います。血液疾患の診断と治療には欠かせない検査です。 

凝固検査

血液が固まるまで(これを凝固と言います)の仕組みに関わる因子が正常に機能しているかどうかを調べる検査です。出血が止まるまでの時間を患者さんの耳たぶで計る検査と、採血された血液の中の因子を調べる検査があります。
主に手術前に行われることが多い検査ですが、血友病の診断や肝障害の重症度の判定や経過観察、循環器治療(ワーファリンなど)で薬のコントロールなどに必要な検査です。

骨髄検査

骨髄は血液の細胞を作り出す臓器です。自動分析機で異常が認められ、より精密な検査が必要な時に骨髄の採取による検査が行われます。これにより貧血や白血病の種類が特定されます。