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更新日:2024年5月29日
生化学検査室では、主に血液(血清、血漿)、尿、胸水・腹水などの体腔液等を試料とし、肝臓・腎臓・心臓などの各種臓器の機能、糖尿病、脂質代謝、甲状腺などのホルモン、腫瘍マーカー(悪性腫瘍などで増殖する蛋白)、血中薬物濃度、梅毒・エイズウィルス(HIV)・肝炎ウィルス(B型C型)などの感染症の検査を行っています。
生化学検査用の血液は採血後10分位して凝固するのを待ってから、遠心分離機器にかけ、沈殿物(血液中の細胞成分で赤血球・白血球・血小板など)と、それらを含まない上層の液体成分(血清)に分離します。生化学検査では主に血清を用いて検査が行われています。現在は、搬送システムを導入して、外来診療前の検査が短時間で報告出来るように対応しています。
また、生化学自動分析装置を導入し、24時間の緊急検査にも対応しています。検査データに異常があった場合には、各診療科の医師へ直接電話して、適切な処置が行なわれるようにサポートしています。生化学検査は血清中のさまざまな物質を測定する部門です。生化学検査、腫瘍マーカー、感染症検査の全く性格の異なる3種類の検査を一手に引き受けています。