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更新日:2020年1月22日
全身や腰椎の骨塩の状態(骨密度)を測定します。年齢とともに骨はもろくなっていきますので、骨粗鬆症の早期発見や予防診断に使われます。
当院の骨密度測定装置(bone densitometry)は、米国GE社製PRODIGYを使用しております。
日本の骨粗しょう症の患者数は1200万人といわれ、今後ますます進む高齢化によって、その診断と予防の重要性は高まっています。また、骨粗しょう症治療薬の登場により、その効果を正確な数値で確かめる測定装置が不可欠となっています。
骨粗しょう化をきたす疾患には副甲状腺機能亢進症、慢性関節リウマチ、腎不全で長期間血液透析中の骨障害、筋ジストロフィー症の廃用性骨萎縮などがあります。
超音波法、microdensitometry法、単一エネルギー吸収測定法などもありますが、当院では最も信頼性の高い二重エネルギーX線吸収測定法(DEXA)を採用しています。
などがあります。
ジッパー、スナップ、バックル、ボタンなどX線ビームを減衰させるような物品(特に金属類)がついた着衣は測定値に誤差が生じます。検査衣は用意してありますが、ジョギングスーツなどがお勧めです。
3から5日間の待機期間をおいてから検査を受けられることをお勧めします。これらの医薬品が身体に残存していると、正確な測定を妨げます。