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更新日:2023年5月11日
院内感染の防止を図り、アウトブレイクの際にその原因の速やかな特定、制圧、終息を図ることは、医療提供施設にとって重要な使命の一つです。当院は院内感染防止対策を全職員が理解・把握し、安全で良質な医療を提供できるよう取り組んでいます。
平成25年4月1日に院内組織として活動を始めた感染対策室は、医療安全管理体制の強化のため、平成27年4月1日からに院長直属の組織となりました。
当院には院内感染対策チーム(ICT)があり、安全で良質な医療の提供のために重要な役割を果たしています。ICTとはInfection Control Teamの略称で、院内で起こる様々な感染症から患者さんや職員の安全を守るために活動を行う組織です。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師等の様々な職種が集まり、組織横断的に病院全体の感染対策活動に取り組んでいます。月に1回のICT会議で、調査報告や対策に関する協議を行っています。さらに、院内感染対策委員会及び感染対策担当委員会の調整、院内感染対策の総括をしています。
また、当院は地域での感染対策に積極的に取り組んでおり、感染防止対策加算1、感染防止対策地域連携加算を取得しています。
職種 |
人数(名) |
備考 |
---|---|---|
医師 |
2 |
うち感染制御医師1名 |
看護師 |
11 |
うち感染制御看護師3名 |
臨床検査技師 |
1 |
|
薬剤師 |
2 |
|
診療放射線技師 |
1 |
|
事務 |
2 |
|
院内で発生した感染症を集計し、保健所に報告しています。
感染症が発生した場合は状況を確認して、対策の指導や評価を行っています。
感染症、手術部位感染、耐性菌等の調査監視をしています。
病院設備・環境・標準予防策の遵守等に関する巡視を定期的に行っています。
院内で発生した感染症に関する相談業務を行っています。
抗菌薬感受性表の作成や届出制抗菌薬の使用状況を確認しています。
毎年、マニュアルの評価を行い定期的に更新しています。
感染に関する研修会を毎年2回以上開催し、出席できなかった職員には資料を配付し啓発しています。
針刺し血液暴露事故対策やワクチン接種の推進など職業感染防止活動を行っています。
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