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ホーム > 部門紹介 > 診療技術部(薬剤科、臨床検査科、リハビリテーション科、中央放射線科、栄養科、臨床工学科、医療技術科) > 中央放射線科 > 乳房撮影

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更新日:2025年3月13日

乳房撮影

マンモグラフィ

概要

マンモグラフィとは、X線を使用して乳房を撮影する検査です。乳房を広げて圧迫板で挟み、病変を検出します。

装置

富士フイルムメディカル社製 AMULET SOPHINITY

マンモグラフィ富士フィルムメディカル社製AMULETSOPHINITY

2025年2月に導入しました。この装置はトモシンセシス撮影が可能です。

トモシンセシス撮影とは

トモグラフィー(断層)とシンセシス(合成)という言葉を組み合わせた造語で、3Dマンモグラフィと呼ばれることもあります。X線管球を移動しながら連続的に低線量のX線を照射し、複数の位置からの画像を得ることができます。
トモシンセシス撮影のメリットは、従来のマンモグラフィ(2Dマンモグラフィ)では発見が難しいとされている正常な乳腺に隠れていた病変が見つけやすくなることです。そのため、日本人に多いとされる高濃度乳房に効果的です。また、乳腺が重なって病変のように見える場合にも有効です。一方デメリットは、撮影時間が長くなることや被ばく線量の増加があげられますが、従来の撮影にトモシンセシスを追加しても2mGy以下での撮影が可能です(STモードの場合 参考:IAEAガイダンスレベル3mGy、診断参考レベルJapan DRLs2020 PMMA40mmおける平均乳腺線量 2.4mGy)。

トモシンセシス撮影のイメージ

2D画像と断層画像の比較

 

ピンクリボン

 

当院でのマンモグラフィ検査は、日本乳がん検診精度管理中央機構の検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師の認定を持つ女性技師が対応します。
マンモグラフィ検査に、疑問や不安等がありましたら、お気軽に担当技師にお声をおかけください。