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更新日:2024年1月1日
泌尿器科で扱う病気には以下の様なものがあります。
当院別館2階にある女性外来では、泌尿器科・婦人科・外科がそれぞれ女性特有の疾患の診療を行います。女性専用スペースを確保しています。詳しくは以下のリンクからご確認ください。
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延入院患者数 |
延外来患者数 |
手術件数 |
救急患者数 |
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令和2年度 | 8,159人 |
25,724人 |
449件 | 342人 |
令和元年度 | 10,058人 | 21,414人 | 455件 | 359人 |
平成30年度 |
10,034人 |
19,385人 |
465件 |
332人 |
手術内容 | 術式 | 平成29年度(件) | 平成30年度(件) | 令和元年度(件) | 令和2年度(件) |
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副腎摘除 | 開放手術 | 0 | 0 | 0 | 0 |
腹腔鏡手術 | 3 | 4 | 2 | 1 | |
合計 | 3 | 4 | 2 | 1 | |
腎摘除 | 開放手術 | 0 | 1 | 4 | 2 |
腹腔鏡手術 | 18 | 20 | 21 | 17 | |
合計 | 18 | 21 | 25 | 19 | |
腎部分切除 | 開放手術 | 0 | 0 | 0 | 0 |
腹腔鏡手術 | 3 | 4 | 3 | 2 | |
合計 | 3 | 4 | 3 | 2 | |
腎尿管全摘 | 開放手術 | 0 | 0 | 0 | 1 |
腹腔鏡手術 | 12 | 12 | 13 | 5 | |
合計 | 12 | 12 | 13 | 6 | |
経尿道的膀胱腫瘍切除術 | TUR-Bt | 203 | 239 | 204 | 192 |
経尿道的凝固止血術 | TUR-Bt | 0 | 0 | 0 | 5 |
膀胱全摘除術 | 開放手術 | 10 | 10 | 5 | 0 |
腹腔鏡手術 | 0 | 0 | 5 | 9 | |
合計 | 10 | 10 | 10 | 9 | |
経尿道的前立腺切除術 | TUR-P | 43 | 45 | 45 | 25 |
前立腺生検 | 経直腸式 | 130 | 114 | 170 | 134 |
前立腺全摘除術 | 開放手術 | 10 | 15 | 15 | 0 |
腹腔鏡手術 | 0 | 0 | 8 | 20 | |
合計 | 10 | 15 | 13 | 20 | |
陰嚢内手術 | 陰嚢水腫根治術 | 10 | 15 | 7 | 8 |
高位精巣摘除 | 11 | 11 | 4 | 3 | |
精索捻転手術 | 5 | 6 | 6 | 3 | |
単純精巣摘出術 | 1 | 0 | 4 | 2 | |
その他 | 0 | 0 | 1 | 0 | |
合計 | 27 | 32 | 22 | 16 | |
女性泌尿器手術 | TOT、TVTスリング手術 | 0 | 1 | 0 | 0 |
LSC | 0 | 0 | 0 | 0 | |
TVM、膣断端挙上手術 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
合計 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
結石手術 | 体外衝撃波砕石術(ESWL) | 135 | 116 | 153 | 102 |
TUL | 40 | 40 | 22 | 68 | |
膀胱結石破砕術 | 1 | 2 | 29 | 30 | |
膀胱切石術 | 1 | 2 | 3 | 0 | |
合計 | 177 | 160 | 207 | 200 | |
尿路通過障害に対する手術 | 腎瘻手術 | 31 | 29 | 29 | 21 |
ステント留置術 | 251 | 253 | 196 | 245 | |
尿道切開術 | 0 | 0 | 0 | 2 | |
腹腔鏡下腎盂形成術 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
膀胱瘻 | 2 | 3 | 3 | 2 | |
尿管膀胱新吻合 | 1 | 0 | 0 | 2 | |
合計 | 285 | 285 | 228 | 272 | |
その他 | 環状切除 | 6 | 9 | 14 | 3 |
後腹膜リンパ節郭清術 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
後腹膜腫瘍摘除術 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
尿膜管遺残(腹腔鏡手術) | 0 | 0 | 0 | 1 | |
陰茎折症 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
膀胱水圧拡張術 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
尿管部分切除 | 0 | 2 | 0 | 0 | |
膀胱部分切除 | 0 | 0 | 0 | 2 | |
その他 | 8 | 9 | 15 | 0 | |
合計 | 15 | 20 | 29 | 6 | |
合計 |
936 | 962 | 971 | 907 |
前立腺が大きくなり、排尿障害(夜間の頻尿・排尿時間の延長など)を認める良性の腫瘍です。
まずは外来にて内服治療を開始し、治療効果の乏しい症例に対しては手術療法を行っております。手術は原則として低侵襲な内視鏡手術(TUR-P)を施行しております。
腎・尿管・膀胱に石が形成され、血尿・痛みなどの症状を認めます。自然に排石される大きさの石は外来にて経過観察と致しますが、排石困難な腎・尿管の結石に対しては、外来通院による体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を施行しています。ESWLにて破砕困難な場合にはTULといった内視鏡手術を併用しております。膀胱結石に対しては主にリソクラスト(内視鏡下膀胱結石破砕術)による破砕を行っています。
腎臓にできる悪性腫瘍です。小さいものは無症状で、CTや超音波検査(エコー)などで偶然に発見されます。大きなものは、腹部腫瘤として触知されたり、血尿や腰痛を認める場合があります。
治療は手術による摘出が原則です。手術は原則として、低侵襲の腹腔鏡下腎摘出術を施行しています。進行例あるいは転移を有する症例に対しては分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬等で治療を行っています。
腎盂・尿管にできる悪性腫瘍です。
治療は原則として、腹腔鏡を用いて腎尿管全摘+膀胱部分切除術を施行しています。進行例に対しては術後に多剤併用全身化学療法や免疫チェックポイント阻害薬による治療、あるいは放射線療法を行い予後の改善を図っています。
膀胱にできる悪性腫瘍です。血尿にて発見されることが多い腫瘍です。
StageTa、T1といった表在性膀胱癌は内視鏡手術(TUR-BT)が原則で、多発例、再発例あるいは悪性度の高い症例に対しては術後に再発防止のため、膀胱内に薬剤(BCG・抗癌剤など)を注入し、再発防止に努めております。
StageT2以上の症例に対しては膀胱全摘出術が原則です。また悪性度の高い症例に対しては手術療法だけでなく、全身化学療法と放射線療法を併用した集学的治療を行い、予後の改善に努めております。膀胱全摘後の尿路変向術はQOLを十分に考慮し、患者本人とも相談した上で回腸導管造設術、回腸代用膀胱形成術(studor法)などの方法をとっております。
精巣にできる悪性腫瘍です。20歳から40歳までに好発する腫瘍です。治療は手術(精巣摘除術)が原則となります。早期の症例は手術後(高位精巣摘除術)経過観察となりますが、進行例に対しては全身化学療法と後膜膜リンパ節郭清術(RPLND)を行います。
前立腺にできる悪性腫瘍です。50歳以降、加齢とともに増加する高齢者の癌です。
前立腺癌の診断は、直腸診(肛門より指を入れ前立腺を触知する)・超音波検査(エコー)・血液検査(前立腺癌腫瘍マーカーであるPSA)にて行います。これらの検査で癌が疑われる場合、前立腺の組織を採取し、癌の有無を検査いたします。
早期の場合は、手術(腹腔鏡下前立腺全摘術等)・放射線治療を行っています。早期でない場合は、基本的にホルモン治療を行います。
富士市では基本健診に前立腺癌検診(血液検査にてPSAを測定する)が導入され、早期発見に努めています。
当院は日本泌尿器科学会の専門医教育施設として、全国泌尿器科がん登録に参加しています。
本制度は、泌尿器がんの統計、解析、調査を行うことにより、泌尿器がんに関する疫学、診断、治療の現状ならびに治療成績を解析し、研究ならびに診療の進歩・普及・適正化を図ることを目的としています。本登録は「個人情報保護法」ならびに文部科学省、厚生労働省の「疫学研究に関する倫理指針」を遵守して行われ、患者さんの個人情報は確実に保護されます。
本登録で日本泌尿器科学会へ提出される情報のうち、患者さんのお名前はどんな方法をもってしても逆算できない「連結不可能匿名化」されます。個人情報関連の項目は年齢と性別、住所として都道府県市町村のみです。
本登録について、詳しい情報が必要な方は担当医に申し出てください。
また、患者さんの個人情報は文部科学省、厚生労働省、「疫学研究に関する倫理指針」を遵守して行われるため何ら問題はありませんが、この点について不都合を感じられる患者さんあるいはご家族は担当医に申し出てください。このような場合には該当患者さんの情報内容は登録に利用いたしません。