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更新日:2024年5月13日
皮膚は、体表を覆いバリアーの役割を果たす、体のなかでも一番大きい臓器であり、時には全身状態を反映してさまざまな変化、発疹を示す事があります。肉眼で観察できるという利点から、視診・触診のみで診断できる疾患が多く、時には、検査なしで内科的疾患を発見できることさえあります。視診、触診以外にも必要に応じて糸状菌検査や皮膚生検、血液検査、ダーマトスコープなどの検査を組み合わせ、診断をより確実なものにします。
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延入院患者数 |
延外来患者数 |
手術件数 |
皮膚生検数 |
救急患者数 |
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令和4年度 | 304人 | 9,897人 | 14件 | ||
令和3年度 | 372人 | 10,144人 | 159件 | 21件 | |
令和2年度 |
366人 | 10,098人 | 122件 | 91件 | 12件 |
皮膚科にかかると、いつも似たような軟膏を出されて、「皮膚科の病気は少ないのでは?」と考えている方が多いと思いますが、実際は、皮膚科の病気の数はとても多いのです。湿疹、かぶれ、にきび、細菌やウイルスの感染症、真菌症(主に水虫)、皮膚腫瘍(できもの)、潰瘍(きず)、やけど、しもやけ、あざ、たこ、いぼなど多彩なものが皮膚科の対象になります。診断や治療のために他科との連携が不可欠な疾患や、帯状疱疹など症状によっては入院が必要になるものもあります。とにかく目に見える異常に関してはまず皮膚科にご相談ください。