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更新日:2024年4月4日
東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科および内視鏡科から派遣されている8人の常勤医師および5人の非常勤医師により診療を行っています。
消化器内科では、食道・胃・十二指腸・大腸等の消化管、肝臓、胆道および膵臓の疾患を中心に消化器病全般の診療を行います。さらに、消化器内科の専門性に加え、他領域の疾患の合併にも対応できるよう内科全般の診療も行います。
上部・下部消化管内視鏡検査は毎日行っており、潰瘍などの消化管出血の止血術、早期がんの内視鏡的粘膜切除術(EMR)・内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、ポリープに対するポリペクトミーなどの内視鏡的治療も行います。内視鏡検査時には必要に応じて静脈麻酔を使用して患者さんの苦痛をできる限り軽減するとともに、確実な内視鏡診断から適切な内視鏡治療・外科手術への移行を心がけております。また内視鏡治療や外科手術の適応のない進行消化器がんに対する全身化学療法も行います。
クローン病および潰瘍性大腸炎に対する診断・治療も当科で行います。
肝臓疾患に関しては、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん等と多岐にわたり診療しております。ウイルス性慢性肝炎(B・C型)に対するインターフェロンや核酸アナログ製剤を使用した治療を積極的に行い、肝臓がんへの進行を食い止めるべく努力しております。肝臓がんに対しても放射線科と連携し肝動脈塞栓術、ラジオ波治療等を適応に合わせて施行しております。肝切除手術の適応の際は外科との連携を円滑に行います。また肝硬変の合併症である食道・胃静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法・結紮療法、バルーン閉塞下逆行性静脈瘤塞栓術(BRTO)も行っております。
胆道疾患に関しては総胆管結石や閉塞性黄疸に対する内視鏡的治療を行います。また手術適応のない胆管がんに対する化学療法も行います。
膵疾患では、近年増加している急性膵炎、慢性膵炎、膵嚢胞性腫瘍、膵臓がんに対して専門的な診断・治療を行います。富士市の中核病院として、高度な医療を提供し、市民のみなさんが安心して受診できる診療科を目指して日々精進してまいります。
延入院患者数 |
延外来患者数 |
手術件数 |
救急患者数 |
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令和2年度 | 59,694人 | 55,065人 | 81件 | 2,862人 |
令和元年度 |
67,710人 |
57,820人 |
80件 |
3,125人 |
平成30年度 |
67,658人 |
56,612人 |
95件 |
3,161人 |
上記表は、内科全体の数です。